MS、Virtual Earthにリアルな3D地図を追加
MicrosoftのVirtual Earthで、全米15都市が3Dでリアルに表示されるようになった。対象都市は今後も拡大予定。また、3D地図内の道路脇や建物の屋上を広告スペースとして提供することも予定している。
米Microsoftは11月6日、検索サービス「Live Search」内の地図情報に、建物を3D表示できる機能を追加した「Virtual Earth 3D」を開始すると発表した。実際の建物の写真を元に作成した3D画像を組み入れることで、「よりリアルな」地図を実現したという。
Live Searchで検索窓にキーワードをインプットした後「maps」タブを選ぶと、検索結果が地図上で表示され、2D表示か、3D表示かを選択することができる。また、Virtual Earthに直接アクセスすることも可能。Virtual Earth 3Dの利用には、最初にソフトウェアをダウンロードする必要がある。
建物の3D表示はまず、サンフランシスコやロサンゼルス、シアトルなど全米の15都市について利用可能で、今後も拡大していく。また、地形の3D表示は、既に全世界について対応している。
Microsoftでは、Live SearchとVirtual Earthを組み合わせ、地域情報検索や全米大都市のリアルタイム交通情報サービスなどを提供している。今回の3D表示の導入に伴い、今後は3D地図内の道路脇や建物の屋上などを、広告スペースとして広告主に提供する予定。また、Live SearchやVirtual EarthのAPIは開発者に無料公開される。詳細はWebサイトに掲載されている。
現時点でこの3D機能には日本からアクセスできないようだが、日本のユーザーにはフルにローカライズされたVirtual Earthが本日から提供開始された。
地図画像の種類は、地図、航空写真、ハイブリッドから選択可能。一部の主要都市に関しては高精細の航空写真が用意されている。
「秋葉原でラーメン店を探す」といった、地域情報検索機能もサポートしている。3000万件の日本の地名に対応しているという。
建物の3D化は日本版ではまだサポートされていない。
なお、3D機能を使うためにはInternet Explorer 6または7が必要。
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