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ソフトバンクが11月8日発表した2006年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期から倍増となる1兆1201億円、営業利益が約25.6倍の1125億円になった。連結化した携帯電話事業子会社のソフトバンクモバイルが貢献した。
売上高、営業利益ともほぼ半分をソフトバンクモバイルが稼ぎ出したほか、ヤフーも好調だった(関連記事参照)。
経常利益は626億円となり、前年同期の134億円の赤字から黒字に転換した。ただ、ソフトバンクモバイル買収に伴う借入金の増加から、支払利息が前年同期比から187億円増の325億円に増えたほか、借り入れ関連手数料として約200億円を計上、営業外費用がふくらんだ。純有利子負債は2兆491億円。
純利益は144億円となり、前年同期の41億円の赤字から改善した。SBIホールディングス株式の売却益692億円を特別利益として計上し、税金等調整前利益は1188億円になったが、売却益にかかわる税金引当が587億円に上った。
ソフトバンクの孫正義社長は決算説明会で、番号ポータビリティに関連したシステムトラブルなどについて「大きな混乱を招き、深く反省している。私自身の責任だと痛感している」などと述べた。
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