ドワンゴが11月14日発表した2006年9月期の連結決算は、純損益が9億6200万円の損失になった。前期は8億5400万円の利益だった。今期は総合エンターテインメントポータルを開設し、黒字転換を見込む。
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売上高は199億6100万円(10.4%)、営業損益は3100万円の損失(前期は34億円の利益)、経常損益は1億3800万円の損失(同33億2600万円の利益)。
着うた・着うたフルの人気楽曲確保や新曲の先行配信、テレビCMなどの戦略的コストがかさんで営業赤字に。スパイクの子会社化で発生したのれん代の償却負担から、最終赤字幅が広がった。
今期は、従来の月額・従量課金モデル以外のビジネスモデル構築に注力。総合エンターテインメントポータルを一般サイトとして開設し、広告による収益モデルを展開する。集客に向けた無料サービスや開発費などが先行的に発生するため、収益への貢献は下期以降を見込む。
今期の連結業績予想は、売上高が250億円、経常利益が5億円、純利益が3億円。
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