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日本通信、最終赤字転落へ 3G相互接続のめど立たず

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 日本通信は11月15日、2007年3月期の連結業績予想を修正し、純損益が4億5200万円の損失になる見通しだと発表した。従来予想は2億7700万円の利益だった。3Gネットワークの相互接続をボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)と交渉してきたが、現時点で実現の見通しが立たないため。

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 修正後の予想は、売上高が44億3300万円(前回予想は61億9300万円)、経常損益は3億7500万円の損失(同2億8300万円の利益)。

 同社は昨年5月に当時のボーダフォンと提携、相互接続を前提として3Gネットワークを調達することに合意。当初は相互接続ではない状態でスタートし、同年内をめどに相互接続に移行する計画だったが、旧ボーダフォンの経営体制の変化などから移行ができなかったという。現ソフトバンクモバイルとも交渉を続けているが、「現時点では見通しが立っていない」という。

 他の3Gキャリアとの相互接続も「予想以上に難航」しており、現時点で合意に至ったキャリアはなく、今期業績に貢献しないと想定して予想を修正した。「2007年中にはいずれかの事業者と3G相互接続が実現するものと考えている」という。

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