年末商戦、4人に3人がオンラインを利用――米調査
MasterCardの調査によると、ホリデーシーズンの出費の41%がオンラインでの購買に充てられるという。米国の今年の年末商戦が実際に盛り上がるのは、「Black Friday」でも「Cyber Monday」でもなく、クリスマスイブの前日だろうと予測している。
米MasterCard Worldwideは11月20日、年末商戦を前に米国ユーザーを対象に行った調査の結果を発表した。ホリデーシーズンの買い物にオンラインを利用するとの回答は全体の4分の3で、昨年よりもオンライン利用を増やすとの回答も26%に上る。また、この時期の出費の41%がオンラインでの購買に充てられるという。
報告によると、プレゼント用にプリペイドカードや商品券などのギフトカードを買うとの回答が60%で、おもちゃやゲーム(42%)を上回っている。ギフトカードはプレゼントされるものとしても人気で、4人に3人が欲しいと回答している。
感謝祭からクリスマスにかけての期間中、米国では、特に感謝祭翌日の「Black Friday」が、年末商戦のスタートとして盛り上がるとされている。調査でも74%が、この時期最も店舗が混む日として「感謝祭の週末」を挙げているが、支払い取引データを見る限り、実際はここ2年間、その週末の日曜日はこの時期で最も「忙しくない」日だった。2005年は、Black Fridayですら「ベスト5」外だったという。
一方、オンラインショッピングについては、「Cyber Monday」と呼ばれる感謝祭明けの月曜がピークとされているが、調査では、実際にこの日にオンラインで買い物をするとの回答は10%にすぎなかった。2005年のデータでは、1週間後の月曜日がピークだったという。MasterCardでは、今年はクリスマスイブの前日の12月23日が日曜となるため、この日が最も忙しい日となるだろう、と見ている。
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