米調査会社IDCは11月28日、世界5カ国4000人以上の携帯電話およびスマートフォン利用者を対象に実施した調査結果を発表した。この調査によると、米国および英国のユーザーは、Wi-Fi接続と位置情報サービスに最も高い関心を抱いているのに対し、ドイツ、インド、中国のユーザーは、容量、音楽の質、写真の画質を重視していることが分かった。
またユーザー1人当たりの月間利用料金(ARPU)は、一般的な携帯電話からスマートフォンへの買い替えに伴い、ドイツを除くすべての国で上昇していた。IDCはこの現象を、一般にスマートフォン利用者は携帯電話利用者よりも自分が使う端末に満足しており、その結果利用頻度が増え、売り上げの伸びにつながっていると分析する。
IDCは、ユーザーの満足度レベルはOSと結びついており、スマートフォンの普及と並行して、OSが端末購入時の判断基準となり、差別化要因になりつつあると見ている。
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