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Marvell、XScale採用の新アプリケーションプロセッサを出荷開始
Intelの携帯デバイス向けプロセッサ事業を買収したMarvellが、新プロセッサを開発した。
米Marvell Technology Groupは11月29日、携帯デバイス向けのアプリケーションプロセッサを開発したと発表した。同社は今年6月に、Intelの通信/アプリケーションプロセッサ事業を6億ドルで買収。新プロセッサ「Marvell PXA3xx」ファミリーは、Intelの技術を導入した初の製品で、第3世代のXScale技術を基盤とする。携帯電話、スマートフォン、GPSナビゲーションシステム、その他家電製品への搭載を見込む。
Marvellは同ファミリー第1弾として、3種類のプロセッサを提供する。「Marvell PXA320」は高性能スマートフォンなどが対象。Intelが今年初め1.2GHzで動作確認しているが、現在出荷中のプロセッサは低消費電力版であり、最高で806MHzのクロックスピード。同プロセッサを搭載した製品は2007年第1四半期に登場する見通しという。
「Marvell PXA300」は低価格端末向け、「Marvell PXA 310」は3G動画・オーディオ対応の端末向けで、2007年前半の量産開始を予定している。
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