東芝は12月5日、容量100Gバイトを達成した1.8インチHDDを商品化し、来年1月から量産を始めると発表した。「iPod」などの小型携帯機器で大容量化が進みそうだ。
新製品「MK1011GAH」は垂直磁気記録方式を採用し、面記録密度を155.3Gビット/インチに高めた。1ミリ四方に約30Mバイトのデータを記録できる計算で、同社によると、1.8インチHDDとしては世界最高密度。
ディスクは2枚。外形サイズは54.0(幅)×71.0(奥行き)×8.0(厚さ)ミリ、重さは59グラム。平均シーク時間は15ミリ秒。
同社製1.8インチHDDはiPodなどが採用して普及し、10月には累計生産が4000万台を超えた。
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