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「ノートPCで300Gバイト」を実現する2.5インチHDD、富士通が来春出荷
ノートPCが、デスクトップPC並みの300Gバイトという大容量ハードディスクを搭載できるようになる。
米国富士通(Fujitsu Computer Products of America)は12月11日、ノートPCに内蔵できる2.5インチハードディスクとして初めて300Gバイトを実現する「MHX2300BT」シリーズを2007年1〜3月期に出荷すると発表した。
垂直磁気記録方式を採用し、容量は250Gバイトと300Gバイトを用意。世界同時発売される。
インタフェースはSerial ATA(SATA)とATA-8。回転数は4200rpm。ホスト転送レートは最大で150Mバイト/秒となっている。低消費電力が特徴で、リード/ライト時の消費電力は1.6ワット。
「富士通は垂直磁気記録とSATAといった先進技術を率先して推進しており、大容量製品を求める飽くなき業界からの要望に応えてきた」と米国富士通のマーケティング/ビジネスデベロップメント担当副社長、ジョエル・ハグバーグ氏は述べている。
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