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映画をネットでダウンロードする人は20人に1人――米調査

動画配信の人気コンテンツはニュースクリップやスポーツ観戦。映画ダウンロードを行う人は少数派であることが分かった。

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 調査会社の米ABI Researchが12月11日に発表した調査報告によると、インターネットで動画を観る人のうち、映画をダウンロードする人は、レンタルとダウンロード購入を合わせても5%にすぎないことが分かった。調査は、北米のインターネット利用者を対象に行われた。

 ジャンル別では、スポーツやニュースクリップなどの短いビデオクリップが人気で、ネットでの動画視聴者の7割近くが観ている。一方、映画のダウンロードは、合法・非合法を合わせても「最も人気のないジャンル」にとどまっているという。

 世代別では、年代が上がるとニュースやスポーツなどを観る人が多くなる一方、若い世代のユーザーはYouTubeに代表されるバイラルビデオなど、エンターテインメント的なコンテンツを観る人が多いという。

 映画ダウンロードを行わない最大の理由は、DVDやCATV、衛星放送サービス、レンタルなどの既存のサービスに満足しているからで、48%が「今あるサービスで十分なため、今後もオンラインで映画をダウンロードすることはない」と回答。ABI Researchでは、ネットでの映画ダウンロードについて「使いやすさの向上や大画面対応など、ユーザーの興味を高めるようなビジネスモデルの開発が必要」とコメントしている。

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