画像スパムが増えている。特に最近、リリースされたばかりのWindows Vistaの画像を用い、割引販売をもちかけるスパムが出回り始めた。英セキュリティ企業のSophosが12月19日、報告した。
テキストの代わりに画像を電子メールに埋め込む画像スパムは、株式詐欺、減量効果や性的能力増進の薬を宣伝するメールに利用されるケースが多い。しかし現在広く出回っているのは、Vistaを319.05ドルも安く提供するという内容のメールだ。
Vistaの海賊版を販売したいのか、クレジットカード情報を盗み出すのが目的なのかは不明だが、Sophosはこうしたスパムメールを絶対にクリックしないよう警告している。
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