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月例パッチの不具合は「2バイト言語環境」で発生、MSが技術文書公開
Excel 2000で1月の月例パッチを適用すると、一部ファイルが開けなくなるケースがあるという不具合は、日本語、韓国語、中国語環境で生じるものという。
Excel 2000の環境で1月9日にリリースされたセキュリティ更新プログラム「MS07-002」を適用すると、一部のExcel形式のファイルが開けなくなる場合があるという不具合に関して、マイクロソフトは1月12日、技術文書を公開した。
この情報によると、日本語、韓国語および中国語の環境で動作しているExcel 2000で作成された、ふりがな(phonetic information)を含む文書で問題が生じる。この条件に該当する文書を開く際のExcel 2000のプロセスによって不具合が生じてしまうという。
問題修正のためのプログラムなどはまだ用意されていない。マイクロソフトでは代替策として、Excel Viewer 2003やExcel 2002/2003を用いる方法を挙げている。また、今後も調査の進展に応じて情報を公開していく方針。
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