米Googleは1月11日、Googleサイトで株価のリアルタイム情報を、無料で提供できる可能性が高まったと報告した。
ネットを通じての株価情報提供は、専用のソフトウェアを必要とするなど有料である場合が多い。また情報入手には、複雑な法的書類に署名を求められるのが一般的だ。一方Google Financeを含めて無料で情報提供するサイトもあるが、法的問題を回避するため、リアルタイムではなく、時差をつけて提供している。
Googleは米証券取引委員会(SEC)、ニューヨーク証券取引所(NYCE)、ネット業界のロビー団体NetCoalitionと協力、株価情報のサイト上でのリアルタイム公開を検討してきた。
その結果、NYSEはネット上で株価情報をリアルタイムで公開する試験的プログラムを立ち上げる計画を提出。SECの認可が下りれば、Google関連サイトでの株価情報公開が実現する。試験的プログラムは早ければ3月には開始される見込みで、本格導入は年末の見通しという。
Wall Street Journalによると、NYSEは情報公開と引き換えに、掲載サイトに対し月額10万ドルの支払いを求める見通しという。しかしGoogleや、同じく情報公開に関心を示しているCNBCは、ユーザーに対し情報を無料で公開する予定。
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