掲示板サイト「2ちゃんねる」をめぐり、「2ch.net」ドメインが差し押さえられる可能性などを一部が報道した件について、同サイト管理人の西村博之氏(ひろゆき氏)に聞いたインタビュー記事が1月16日夜に公開された。ひろゆき氏は「おいらはまだ閉鎖する気はないですー」と2ちゃんねるを閉鎖するつもりはないことを明らかにした。
ひろゆき氏が取締役を務めるニワンゴが携帯電話向けサイトで公開した。ニワンゴは、携帯電話向けコンテンツプロバイダのドワンゴが設立。携帯電話メールを活用したニュース配信などを展開している。
インタビューでひろゆき氏は2chを閉鎖する意志がないことを明らかにした上で、報道されたドメイン名の差し押さえについて「差し押さえ自体かなり難しいと思います」とコメント。仮に差し押さえられたとしても「別のドメイン名を割り当てるので問題ないと思います。例えば2ch.netから、new2ch.netとかに変更するわけですね」とし、後は検索エンジンなどを使えばたどれるため、特に問題はないとした。
“閉鎖騒動”については「失踪してなくても『失踪』って記事を書く新聞が売れるわけで。『2ch閉鎖』って書くとまた、新聞が売れるということじゃないかと」と述べている。
インタビューでは、ユーザーから寄せられた「2ちゃんねるには飽きてますか」「2ちゃんの住人は好きですか」といった質問にも答えており、「うまい棒の好きな味」は「明太子味、最近はじゃがりこが好きなんですけども」
関連記事
- 「2ch.net」ドメイン差し押さえ?
ZAKZAKによると、2ch管理人・ひろゆき氏の財産の仮差し押さえを債権者が申し立てた。対象は「2ch.net」ドメインにまで及ぶ見込みという。 - 2chドメイン差し押さえ「現実的でない」と専門家 過去に例もなし
「2ch.net」ドメインが仮差し押さえの対象になり、近く「2ちゃんねる」(2ch)の閉鎖もありうる、と報道されたが、ドメイン名の差し押さえは実際に可能なのだろうか、また、差し押さえられた事例は過去にあったのだろうか。民事訴訟法・サイバー法に詳しい南山大学法科大学院の町村泰貴教授に聞いた。 - 今度はひろゆき氏の破産を申し立て
2chドメイン差し押さえの可能性を報じたZAKZAKによると、今度はひろゆき氏に対し第三者破産を別の男性が申し立てたという。地裁が認めるかは不明だが、 ZAKZAKは「狭まる包囲網」「西村氏は重大な決断を迫られつつある」という。 - ひろゆき氏、ドワンゴ新会社の「取締役管理人」に
ドワンゴが力を入れる携帯「勝手サイト」向け事業を展開する新会社に、2ちゃんねる管理人のひろゆき氏が「取締役管理人」として参加する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.