ソネットエンタテインメント(So-net)は1月19日、アニメ制作のGDHに資本参加すると発表した。「ポストペット」などSo-netが保有するキャラクターのアニメ化を検討するほか、ネット発のキャラクター開発、アニメコミュニティービジネスなどを共同展開していく。
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So-netはGDHが2月5日払い込みで実施する第三者割当増資を引き受け、10億円を出資してGDH株式の14.3%を取得し、第2位株主になる。
アニメ化を検討するのは、ポストペットや「Livly Island」など。GDHは新ジャンルの作品をGONZOブランドで提供し、コンテンツライブラリとファン層の拡大につなげる。新キャラクターのクロスメディア展開や、GDHのアニメコンテンツとSo-netのSNSなどを組み合わせたコミュニティサービスや、オンラインゲームのアニメ化も共同検討する。
So-netはISP接続料頼みの収益構造からの脱却を図り、コンテンツの強化を進めている。昨年はオンラインゲーム運営のゲームポットに37億円を出資した。
GDHはアニメ市場の競争激化などから経営不振に陥り、2007年3月期は16億円の最終赤字に転落する見通し。So-netと同時に大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツが引き受ける30億円の第三者割当増資を実施し、同社が28.6%を保有する筆頭株主に。調達資金はアニメ制作資金などに充てるとしている。
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