米Googleは1月26日、検索結果を故意に操作する「グーグル爆弾(またはリンク爆弾)」対策を打ち出したことを明らかにした。Googleはアンカーテキストとそのリンク先ページを関連付けているため、大量にリンクを張り付けることで、特定の単語で検索をかけた場合、目的のページを検索結果として表示させることができる。
その代表的な例が政治的な意図を持ったものだ。例えば「failure」という言葉をアンカーテキストにしてブッシュ大統領のWebサイトにリンクを張るユーザーが多数いたため、この単語で検索をかけると大統領のサイトがトップに表示されていた。
Googleはこれまで、グーグル爆弾や検索結果の操作は歓迎しないが、これを防ぐために手を加えることもしないという姿勢を維持してきた。しかしユーザーからの苦情があまりにも多いことから、既存のグーグル爆弾の多くについて、その影響を最小限に抑えることができる新アルゴリズムを適用したことを明らかにした。
ただしこのアルゴリズムは、今後登場する新たなグーグル爆弾には対応しないという。
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www.bmw.deのページが検索エンジンに対しては文字を多用したページを提示し、ブラウザで見ると別のURLにリダイレクトしていたのはGoogle規律違反に当たると指摘された。
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