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Adobe、「Photoshop Lightroom 1.0」をリリース
1年以上かけてβテスターからの意見を取り入れて改良されてきたPhotoshop Lightroom 1.0が発売となる。
米Adobe Systemsは1月29日、プロ写真家向けデジタル画像処理ソフト「Photoshop Lightroom 1.0」の予約受付を米国内で開始した。出荷開始は2月中旬となる。価格は4月30日までは発売特別価格で199ドル、以降は299ドルとなる見込み。
Adobeは過去12カ月間以上にわたり、同ソフトのβ版を無償公開し、利用者の意見を求めてきた。同社によれば、試用者数は50万人を超えるという。なお現在配布中のβ版については、2月28日まで使用できる。
最終版では、β4.1版のライブラリモジュール、現像モジュールに大幅な改良が加えられた。ライブラリモジュールには、写真家が大量の写真をキーワードでフィルタリングできる機能を追加し、また写真ファイルの読み込みがより柔軟に行えるようになった。ランキングやレーティングには新たにカラーラベルが加わり、目的の写真へのアクセスがより迅速に行えるKey Metadata Browserが追加された。現像モジュールには、同じ写真の複数のバージョンが表示できるVirtual CopiesとSnapshotツールが導入された。
そのほかにも画像の補正を正確かつ直感的に行えるHue, Saturation and Luminanceツール、写真のゴミをとってもデータを破壊しないClone and Healing機能などが新たに追加されている。
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