米国のインターネット利用者のうち、「タグ付け」をしたことがある人が28%に上ることが、Pew Internet & American Life Projectが1月31日に発表した調査報告で明らかになった。
この調査は米国で12月、18歳以上のインターネット利用者1623人を対象に行われた。「写真やニュース、ブログなどのオンラインコンテンツを分類したり、タグ付けするのにインターネットを利用したことがありますか」との質問を行ったところ、28%が「利用したことがある」と回答。実際に調査前日に利用したとの回答も、7%に上っている。
調査についてPew Internet & American Life Projectでは、「タグ」の定義がまだ確定しておらず、サービスによっては「ブックマーク」などの別の名称を使用している場合があることや、利用者が「タグ付け」を無意識に行う場合があるとコメント。また、タグに関する質問を行ったのは今回が初めてで、「どれだけ急速にタグ付けが普及しているかは不明」としながらも、写真共有サイトFlickrや、ソーシャルブックマークサイトdel.icio.usなど、タグ機能を利用したサイトへのアクセス数が急増していることを挙げ、「タグ付けサイト」の人気が上昇しているとみている。
調査によると、「タグ付け経験者」は典型的な「新し物好き」タイプで、40歳以下で高学歴・高収入者の比率が高いという。しかし、多くのサイトでタグ機能がより使いやすくなるにつれ、タグ付けがより一般的になるだろう、としている。
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