2000年前のエルサレムの墓が、ナザレのイエスとその家族のものである可能性がある――最新のDNA分析や統計的解析などの調査結果が映像化され、米Discovery Channelにより特別番組として放映される。
この調査では、イエスとマグダラのマリアの間に、ユダという息子が生まれたという可能性も示唆している。
この墓は1980年にイスラエルのタルピオットで発見されたもので、、そこには10体分の石灰岩の骨壷が見つかった。そこにはイエス、マリア、マタイ、ヨゼフ、マグダラのマリアという名前がアラム語で書かれていた。そして、6番目の名前として、「イエスの息子、ユダ」が刻まれていたという。
これだけの名前が1カ所に集まっており、さらにイエス、マグダラのマリア、ユダと名付けられた遺体の親子関係がDNA検査で裏付けられたことを考えると、これがイエスとその家族のものである可能性は非常に高いと調査チームは述べている。
「The Lost Tomb of Jesus」(失われたイエスの墓)という番組は3月4日にDiscovery Channelで放映予定。「タイタニック」「ターミネーター」のジェームズ・キャメロンがプロデュサーを担当する。
この番組と「キリストの墓」に関する詳細情報は、特設Webサイトに掲載されており、視聴者は自分でその判断を下してほしいとしている。このWebサイトにはBBSが設けられており、専門家とのディスカッションが可能となっている。
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