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YouTube利用中止も検討 ニコニコ動画、再開は1週間後めど
ニワンゴは、1週間後をめどに公開予定の「ニコニコ動画」新版では、YouTubeの利用中止も検討していることを明らかにした。
ニワンゴは2月26日、1週間後をめどに公開予定の「ニコニコ動画」新版では、YouTubeの利用中止も検討していることを明らかにした。
ニコニコ動画は2月20日ごろからサービス拒否(DDoS)攻撃を受け始め、同時期に一部動画でYouTubeからのアクセスをしゃ断されたため、βサービス中止を決めた(関連記事参照)。
YouTubeからのアクセスしゃ断の理由は「ニコニコ動画経由のアクセスが多くなりすぎたからではないか」と同社は見ている。人気動画の多くはYouTubeの動画で、ニコニコ動画経由で約190万回再生されたものもあり、YouTubeの人気動画ランキングでも上位にランクインしていた。
24日付けの開発者ブログでは「ニコニコ動画のアクセスをしゃ断したいというYouTubeの意志を尊重する」としている。YouTubeの利用を中止する旨に言及していた。ニワンゴ広報は26日「新版でのYouTube利用は、YouTubeの対応を見ながら検討する」とコメントした。
新版では、ID発行、ブックマーク、タグといった新機能を盛り込むほか、負荷を制限する機能も導入する予定だ。
DDoS攻撃の攻撃元は国内の複数ISPに分散していたといい、「恐らくボットネットを利用したのでは」(同社)。ピーク時で3000台以上から攻撃を受けていたが徐々に弱まり、24日の段階で10台程度から弱い攻撃が来る程度に軽減したという(関連記事参照)。
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