米SanDiskは3月13日、容量32Gバイトの2.5インチSSD(Solid State Disk)をPCメーカー向けに出荷開始したと発表した。同社は1月に1.8インチSSDを出荷している。ノートPCの大半は2.5インチHDDを搭載しており、新SSDでHDD置き換えを狙う。
新SSDのMTBF(平均故障間隔)は200万時間、読み込み速度は毎秒67Mバイト、データ処理回数は512バイト転送で7000IOPS(inputs/outputs per second)を実現。そのためWindows Vista Enterpriseを最短30秒で起動し、平均0.11ミリ秒でファイルにアクセス可能という。HDD搭載ノートPCの場合、起動に平均48秒、ファイルアクセスに平均17ミリ秒かかるとされる。稼働中の消費電力は0.9ワット。
2.5インチSSDの価格は、ボリューム価格の場合1台350ドルとなる。
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