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ネットなし家庭29%、最大の理由は「興味がない」――米調査
全米の29%の家庭がインターネット接続サービス非加入で、今後も加入予定なしと回答。こうした「ネット嫌い」を引き込むには、エンターテインメントが鍵となりそうだという。
自宅にインターネットを引かないのは、経済的理由よりも「興味がないから」――調査会社の米Parks Associatesが3月22日、こんな調査報告を発表した。
報告によると、全米の29%の家庭(3100万世帯)がインターネット接続サービスに加入しておらず、今後12カ月の間に加入する予定もないという。非加入の理由として最も多かったのは「ネット上の事柄に興味がない」で44%。「PCやサービスを購入する金銭的余裕がない」の22%を大きく上回った。
米国の家庭におけるブロードバンド普及率は、2005年第4四半期の42%から2007年第1四半期には52%へと拡大したが、この増加分のうち、新規にインターネットアクセスを得た家庭は半分にすぎず、残りの半分はダイヤルアップ接続から移行した家庭だった。
インターネット非加入者は徐々に減ってはいるものの、「まだ道のりは長い」とParks Associates。「もし、何かがネット嫌いを(インターネットの世界に)引きずり込むとしたら、それはネットを有料テレビに近い存在にするようなアプリケーションだろう」と、エンターテインメントが今後のネット普及の鍵になるとみている。
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