米Hewlett-Packardは3月28日、世界全体での同社のエネルギー消費量を、2010年までに20%削減するという目標を発表した。目標達成のため、HPはエネルギー効率のよい製品やサービスを顧客に提供するとともに、世界各国の拠点における省エネ努力を強化していく。
同社は世界環境戦略として、製品、社内業務、サプライチェーン管理の3分野で省エネに取り組んでいる。また最近では、電力効率80%を実現する米環境保護庁のEnergyStar 4.0規格を満たす初のビジネス向けデスクトップPCをリリースした。データセンター向けには、冷却費用を20〜45%削減可能なエネルギー管理システムDynamic Smart Coolingを開発。また北米でのプリンタ用カートリッジ再生事業では、2007年に3700万ポンドの二酸化炭素削減が見込まれるという。
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大手企業の呼び掛けにより、データセンターの消費電力削減を目指す非営利組織が設立された。
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