インターネットドメインを管理する非営利団体のICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は3月30日、アダルトコンテンツ用のスポンサー付きトップレベルドメイン(sTLD)としてICM Registryが申請していた「.xxx」が、投票により否決されたと発表した。
ICMが2004年3月19日に「.xxx」ドメインの申請書を提出して以来、繰り返し論議が重ねられきた。しかしICANNは、ICMの申請書と修正規約が基準を満たしていない、公序良俗を乱すという一般コメントが多かった、各国によってコンテンツ規制法が異なり、法的遵守の問題が生じるなどを理由に、「.xxx」ドメイン却下を決定した。
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