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Nokia、QUALCOMMに特許使用料支払い

Nokiaが、QUALCOMMに対しUMTS端末関連の特許使用料2000万ドルを支払ったと発表。しかしこの使用料は、両社間の一連の訴訟に関する特許料とは別のものだという。

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 フィンランドNokiaは4月5日、米QUALCOMMに対し、2000万ドルの特許使用料を支払ったと発表した。この使用料は、欧州電気通信標準化機構(ETSI)を介して両社間で合意が成立したライセンス契約に基づくものであり、両社間で係争中の一連の特許訴訟とは「関係ない」ものだという。

 今回Nokiaが支払った使用料は、NokiaがUMTS端末で使用しているQUALCOMM特許に対するもので、第2四半期分をカバーする。Nokiaでは、この使用料を「公正かつ合理的な」額と見ており、今後も同様の支払いを続ける考え。

 NokiaとQUALCOMMは、1992年に締結したライセンス契約をめぐり係争中。Nokiaでは、このライセンス契約の期限である4月9日以降、QUALCOMMの当該特許には使用料の支払いが不要となり、「NokiaのUMTS携帯に関する特許に占めるQUALCOMMのシェアは著しく低下」するとみている。Nokiaでは、今後もQUALCOMMの訴訟に対し防戦する構え。

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