韓国Samsung Electronicsは4月11日、2.5インチHDDを2種開発したと発表した。いずれのシリーズも垂直磁気記録(PMR)方式を採用している。
「SpinPoint MP1」シリーズはディスク回転数7200rpm、容量は80/120/160/200Gバイトで、8/16Mバイトのキャッシュメモリ付き。ワークステーション、RAIDサーバ、ブレードサーバなどを対象としている。
MP1はSerial ATA 3Gbpsに対応し、振動と衝撃からディスクを守る新機能RVC(Rotary Vibration Controller)を搭載した。5月初めにサンプル出荷を開始し、同月内に量産を開始する予定。
「SpinPoint M5」シリーズはディスク回転数5400rpm、Serial ATA 1.5Gbps、キャッシュメモリ8Mバイト、容量はシングルディスクは60Gバイトから160Gバイト、デュアルディスクは現在開発中で、最高250Gバイトになる予定。
ノートPCをターゲットとしたM5シリーズは、160Gバイト版で従来モデルの重量98.66グラムから94.83グラムと、4%の軽量化を実現している。Samsungによると、M5シリーズは同じ容量のHDDよりも15%ノイズが少なく、消費電力も5%少ないという。
M5シリーズの量産開始は4月中を予定しており、5月にはPararell ATAインタフェース搭載モデルを追加する計画という。
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