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スパムがブログの74%を侵食、SMSスパムも問題化

検索結果操作などの目的で設置された偽ブログの「スプログ」が全ブログの74%を占めているという調査結果を受け、Symantecが警鐘。

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 スパムは電子メールだけの問題ではなく、ブログを使った「スプログ」(splog)や、インスタントメッセージングのIMスパム、携帯メールを使ったSMSスパムもはびこっている――。Symantecがスパムの現状についてブログでこう解説した。

 スプログは、アフィリエートサイトへのトラフィックを水増ししたり、検索結果を操作する目的で開設された偽のブログサイトのこと。よそのサイトの正規コンテンツを流用して掲載し、まっとうなブログに見せかけるのが常套手段だという。

 最近の調査結果によれば、こうしたスプログが全ブログに占める割合は74%に上ったという。このような状況では本物のコンテンツよりもジャンクブログに遭遇する確率の方が高くなり、ブログそのものの信頼が失墜する恐れがあるとSymantecは警鐘を鳴らしている。

 このほか、インスタントメッセージングのIMスパムや携帯メールを使ったSMSスパムも問題化。韓国では携帯メールの本数をユーザー当たり1日1000本までに限定する規制導入に動き、米イリノイ州では携帯電話にSMSスパムを送っていた業者が1月に摘発されたという。

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