政府の知的財産戦略本部の提言に基づき、日本経団連が中心となって構築してきた、映画や音楽、アニメなどの内容や著作権などの情報を一括検索できるポータルサイトが、ゴールデンウィーク明けに公開される。ジャンル別に検索できるようにし、コンテンツの2次利用促進につなげる狙いだ。
サイトでは「映画」「コミック」「アニメ」「ゲーム」「音楽」など9ジャンルのコンテンツについて、コンテンツホルダーが著作者の情報などを登録し、検索できるようにする。
情報は、一般ユーザーでも閲覧できるが、2次利用の許諾を得るための連絡先情報は、有料会員登録をした企業ユーザーに限って閲覧できる。
海外では、フランスや韓国などが同様なサイトを構築し、それぞれ1カ月あたり80万〜90万ページビューを獲得しているという。
関連記事
- 映画・アニメなどの情報を一括検索できるポータル開設へ
- コンテンツクリエイターとユーザーの「大国」に――知財戦略本部提言
政府の知的財産戦略本部コンテンツ専門調査会がまとめた提言では、クリエイターに適切な利益を配分できる仕組み作りや、ユーザーの視点を盛り込んだコピープロテクト技術の導入など、クリエイターもユーザーも納得できる「大国」を目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.