検索
ニュース

タカラトミー、キデイランドを子会社化

Share
Tweet
LINE
Hatena

 タカラトミーは4月17日、持分法関連会社で玩具販売のキデイランドを子会社化すると発表した。少子化や玩具小売りの競争激化などから経営不振に陥っており、追加出資で財務基盤を安定化し、事業を再構築する。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 キデイランドの臨時株主総会の承認を条件に、5億1000万円の第三者割当増資を引き受ける。出資比率は現在の23%から74%に上昇する。タカラトミーは役員を派遣する予定。

 キデイランドは1964年設立で、直営47店・フランチャイズ38店を展開。だが2006年3月期は売上高105億3400万円に対し、最終損益は10億4800万円の赤字に。玩具小売りはネット販売や家電量販店などの参入で競争が厳しい上、少子化で市場自体が縮小傾向でもあり、厳しい経営環境が続いている。

 タカラトミーはグループ販売会社の再編を進めており、追加出資でキデイランドの財務体質を改善するほか、消費者への接点として同社との連携を強化。戦略的な売り場の構築や、オリジナル商品の開発などにいかしていく。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る