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米消費者団体、GoogleのDoubleClick買収反対でFTCに申し立て
米国の3団体が、GoogleのDoubleClick買収がプライバシー保護の面で懸念があるとして、米連邦取引委員会に申し立てを行った。
米国の消費者団体など3団体が4月20日、GoogleによるDoubleClick買収はプライバシー保護の点で懸念があるとして、米連邦取引委員会(FTC)に対して申し立てを行った。
申し立てを行ったのは、米電子プライバシー情報センターと米Center for Digital Democracy(CDD)、米公共利益調査グループの3団体。
3団体はFTCに対し、Googleがさまざまなデータを通じ、インターネットユーザーの行動を記録、分析、追跡することが可能かどうかを調査するよう要求。また、Googleに対して、OECDのガイドラインなどのプライバシー基準の遵守表明を求めるよう主張している。
3団体は、これらの課題が解決されるまでの間は、FTCはこの買収を差し止めるべきだとしている。
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