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スパム対策組織、不特定ユーザーを提訴――賠償金額10億ドル以上
Project Honey Potが、特定IPアドレスを利用してスパムを送信した不特定ユーザーを相手取り、10億ドル以上の賠償金を求め訴訟を起こした。
スパム対策組織の米Project Honey Potは4月26日、過去2年の間に同組織が捕捉した259万3657個のIPアドレスを利用した不特定ユーザーを相手取り、同組織のメンバーにスパム送信およびハーベスト攻撃をしかけたとして、10億ドル以上の損害賠償を求め、バージニア州東部地区連邦地裁に提訴したと発表した。
ハーベスト攻撃とは、存在する可能性のある電子メール名の一覧を使用して、自動的に大量の電子メールメッセージを生成、攻撃対象のドメインに送信すること。これによって存在が確認できた電子メールアドレスの一覧が、スパム送信などに悪用されてしまう。
今回の提訴は、スパム規制法「CAN-SPAM Act」にのっとり、ハーベスト攻撃者を提訴した第1号となる。
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