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SAP、予算管理ソフトのOutlookSoftを買収
OutlookSoftは、予算編成や業績予測などを行うソフトの提供企業。SAPではこの買収で、企業の最高財務責任者向け事業を強化する狙い。
独SAPは5月8日、米OutlookSoftを買収する意向を発表した。買収金額は非公開。買収取引は6月に完了する見通し。
OutlookSoftは、企業の販売計画や予算編成、業績予測、管理を行うソフトウェアの提供企業で、世界中に700社以上の顧客企業を持つ。最新バージョンのソフト「OutlookSoft 5」を投入した2006年には、前年比25%の売上高の伸びを記録した。
SAPでは、企業のCFO(最高財務責任者)に対するさまざまなプレッシャーが強まるにつれ、コンプライアンスやリスク管理、業績予測の正確性などのさまざまな面で、CFOによるシステムへの要求も高まっているとみている。SAPは、OutlookSoftの買収は「CFOからの要求にあらゆる面で対応するという当社の複数年計画」に沿うものだとし、買収によりSAPの顧客に対し、より高い付加価値を提供できるようになるとしている。
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