ニュース
HDD“出張破壊”サービス 情報漏えい防止を確実に
作業員が客先に出向いて記録メディアを物理的に破壊するサービスが始まった。持ち出しのできないメディアも安全に処理し、情報漏えいを防ぐ。
日本パーソナルコンピューターは、HDDやDVDなどの記録メディアを、作業員が客先に出向いて物理破壊し、データを読み取れなくする企業向けサービス「HDD&メディア破壊サービス」の受注をこのほど始めた。持ち出しできないメディアを安全に破壊・廃棄でき、移送による紛失や情報漏えいリスクも回避できるとしている。
対象は、HDDやDVD、CD、MO、磁気テープ、携帯電話、PDA、フロッピーディスクなど。正常動作しないHDDも破壊できる。1メディアあたりの作業時間は数十秒で、数百〜数千のメディアの破壊も迅速にできるとしている。
廃棄業者と提携し、破壊されたメディアの引き取り、廃棄処分も受け付ける。廃棄証明書の発行も可能だ。費用はメディアの数や種類によって異なる。
東京都、大阪府、神奈川県と千葉県の一部地域でサービスを始め、順次拡大していく。
関連記事
- 大塚商会がPCのデータ消去施設を設置、年間20万台の処理が可能に
大塚商会は、企業向けセキュリティ対策としてPC内のデータを消去する施設「ODTセンター」を都内に開設し、安全にデータを消去するサービスとPCをそのまま買い取るサービスを開始した。 - HDD廃棄時の情報漏えいを防止、EMCジャパンが認定消去サービス
EMCジャパンは、同社のストレージシステムのディスクデータを消去する「EMC認定データ消去サービス」の提供を開始した。 - 特集:コンプライアンス時代をITで乗り切る5つのポイント
- “レーザーで記録層を壊す”CD/DVDデータ破壊機「PLEXERASER」
プレクスターは、PCレスでの単独動作が可能なCD/DVDメディアのデータ破壊機「PLEXERASER」を発表した。約3分〜6分のレーザー照射により記録データ自体を完全に破壊する。価格は2万5000円前後。 - HDDを20秒で物理破壊する“CrashBox HDB-15”
日東造機は、ディスク破壊機「CrashBox HDB-15」を発売する。電源不用のレバー操作で駆動し、HDDのほか携帯電話なども物理的に破壊できる。価格は19万円前後。 - 部分的にデータを破壊できるUDOディスク、Plasmonが開発
Plasmonの新しいライトワンスディスクは、ディスク上の一部のデータだけを完全に破壊することができる。(IDG)
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.