電通が5月11日発表した2007年3月期の連結決算は、売上高が前期比6.7%増の2兆939億円と初めて2兆円を超え、過去最高を更新した。サッカーのワールドカップなどスポーツイベントのほか、ネット広告市場の拡大も寄与した。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
営業利益は628億円(6.9%増)、経常利益は700億円(8.0%増)、純利益は306億円(1.0%減)。
いわゆるマスコミ4媒体の売上高は0.7%減の1兆410億円にとどまったが、コンテンツビジネスやネット広告の拡大がカバーし、全体では前期を上回った。
今期は世界陸上や東京モーターショー、参院選などの好材料が控えている。業績予想は売上高が2兆1070億円(0.6%増)、営業利益が638億円(1.6%増)、経常利益が731億円(4.4%増)、純利益が270億円(21.7%減)。
関連記事
- ネット広告費、雑誌に迫る テレビなど4媒体は2年連続前年割れ
電通が発表した日本の広告費調査によると、昨年のネット広告費は3割増の3630億円。ラジオの2倍を超え、雑誌に迫る勢い。一方でマスコミ4媒体は2年連続で前年割れとなり、今年もマイナス予測だ。 - 「ネット広告」の記事一覧
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.