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NTT、営業利益が7%減

 NTTの前期は営業減益。東西地域会社で音声関連収入が減った上、ドコモのFOMA端末費用がかさんだ。

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 NTT(持ち株会社)が5月11日発表した2007年3月期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前期比7.0%減の1兆1070億円にとどまった。東西地域会社で音声関連収入が減った上、ドコモのFOMA端末費用がかさんだ。

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 営業収益は0.2%増の10兆7606億円。音声関連収入は減少したが、IP系・パケット通信収入は拡大した。Bフレッツは純増数が266万契約に上り、累計608万契約に。

 FOMAは年間純増目標を上回る1134万純増となり、FOMA比率は約67.5%になった。その分FOMA端末関連費用がかさみ、ドコモは営業減益になったのが全体に響いた。税引き前利益は、前期に株式売却益を計上した反動で12.9%減の1兆1380億円。純利益は4.4%減の4769億円だった。

 今期予想は、売上高が0.6%減の10兆7000億円、営業利益が0.3%増の1兆1100億円、税引き前利益が2.5%減の1兆1100億円、純利益が3.5%減の4600億円。

 同日、三浦惺副社長が社長に就任する人事を発表した。和田紀夫社長は代表権のない会長に就く。6月28日の株主総会を経て正式決定する。

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