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原因は処理能力オーバー 「フレッツ」「ひかり電話」大規模障害
ルータ1台の故障に伴うパッケージ交換の際、処理能力を超えるルート情報が発生。連鎖的に多くのルータで処理能力オーバーとなり、パケット転送処理を自律停止したという。
NTT東日本は5月16日、ネット接続サービス「フレッツ」とIP電話「ひかり電話」が前日夕から約7時間にわたって一部で利用できない状態になっていた問題で、原因はルータの処理能力オーバーだったと発表した。
16日午後6時ごろ、同社ビル内に設置したルータ1台にハード故障が発生し、パッケージを交換した際、全ルータでルート情報の自動書き換えが行われた。その際に処理能力を超えるルート情報が発生。連鎖的に多くのルータで処理能力オーバーとなり、パケット転送処理を自律停止したという。
同社は、ルート情報の数を減らす緊急措置を実施。ルート情報自動書き換えを含む処理能力向上のため、ルータのソフトウェア変更を早急に実施するという。
影響を受けたのは、フレッツサービス約239万契約(Bフレッツ約100万契約、フレッツADSL約126万契約、フレッツISDN約13万契約)と、ひかり電話約50万契約。
障害は、16日午前1時35分までに全面復旧している。同日午前7時までに、ユーザーから約1万3000件の問い合わせがあったという。
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