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日立、327億円の最終赤字 今期黒字化へ

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 日立製作所が5月16日に発表した2007年3月期の連結決算(米国会計基準)は、327億円の純損失(前期は373億円の利益)だった。薄型テレビやDVDレコーダーの価格下落が響いた。

 売上高は前期比8%増の10兆2479億円、営業利益は同29%減の1825億円、税引き前利益は同26%減の2023億円。

 薄型テレビやDVDレコーダーを扱うデジタルメディア・民生機器部門で584億円の営業損失を計上。価格下落が響き、赤字幅が前期より226億円広がった。電子デバイス部門、高機能材料部門、物流部門は好調だったが、それ以外の部門では軒並み営業減益となっている。

 今期は、売上高が前期比2%増の10兆5000億円、営業利益が同59%増の2900億円、税引き前利益が48%増の3000億円、純利益が727億円改善して400億円となる見込み。

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