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VeriSign、CEO交代
VeriSignが、スクラボスCEOの辞任と、それに伴う人事を発表。同社では、ストックオプション問題で内部調査を実施、現幹部による不正はなかったとしていた。
米VeriSignは5月29日、ウィリアム・A・ローパー・Jr氏を社長兼CEOに任命したと発表した。この人事は、現職のストラトン・D・スクラボス氏の退職に伴うもの。同社では、エドワード・A・ミューラー氏が取締役会会長となることも併せて発表した。
VeriSignでは、過去のストックオプション付与に関する内部調査を実施。スクラボス氏を含め、現経営幹部による不正はなかったとの調査結果を既に発表している。スクラボス氏の退職理由は明らかにされていない。
社長兼CEOとなるローパー氏は、2003年以来、同社の取締役を務めている。米Science Applications International(SAIC)では執行副社長を務め、1995年のSAICによる米Network Solutions買収に伴い、Network Solutionsでも主導的役割を果たした。Network Solutionsは2000年にVeriSignに買収されている。
会長となるミューラー氏は、2005年にVeriSignの取締役となった。現AT&Tの前身であるSBC CommunicationsやPacific Bellなどで幹部職を歴任した後、生活関連商品を手掛ける米Williams-SonomaでCEOを務めた。
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