5月3日に起きた、英国人少女マデリーン・マクカーンちゃん(当時3歳、現在4歳)失跡事件を悪用した詐欺行為が横行している。ウイルス対策ソフトメーカーの米Trend Microは5月29日、公式ブログで警告した。
この事件では、捜索を支援する公式サイトや捜索活動を支援する基金が設置されているが、事件に対する世間の関心や同情に乗じ、公式サイトに見せかけた偽サイトへ誘導、クレジットカード番号や銀行口座番号を盗み取ろうとしたり、公式基金と偽って寄付をだましとろうとする行為が頻発しているという。
つい最近では、ベルギーのITセキュリティ専門家が、公式サイトのリンク先に、悪意あるJavaスクリプト「JS_EXCEPTION.GEN」を勝手にダウンロードするサイトがあることを発見した。
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