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動画配信トップはGoogle+YouTube――comScore調べ
米国における動画ストリーミングの利用度ナンバーワンサイトは、YouTubeを傘下に持つGoogleだ。
米調査会社comScoreは6月4日、米国における動画ストリーミングの利用度を示す3月のVideo Metrixランキングを発表した。
3月に米国では70億回以上動画ストリーミングが利用されており、利用サイト1位はGoogleで11億7700万回(16.7%)。2位は4億3400万回のYahoo!(6.2%)、3位はFox Interactiveで4億2100万回(6%)、5位Viacom Digitalの2億6000万回(3.7%)と続く。
ユーザー数では、米国では3月のみで1億2600万人以上が動画ストリーミングを利用したことになる。トップのGoogleのユニークユーザー数は5740万人(米ネット利用者の32.3%)、2位のFox Interactiveは4740万人(26.7%)、3位のYahoo!は3450万人(19.5%)、4位Time Warnerは2890万人(16.3%)、5位Viacom Digitalは2020万人(11.4%)だった。
利用回数、ユーザー数の両方でGoogleを首位に押し上げたのは傘下のYouTubeで、同サイトの動画ストリーミング回数は11億回、ユニークユーザー数は5350万人だった。
そのほか3月の調査統計から、以下のことが分かったという。
- 米ネット利用者の7人に5人(71.4%)は動画ストリーミングを利用。
- 10人中3人(30.1%)はYouTubeで動画をストリーミングした。
- オンラインでビデオ閲覧する人は、月平均55回(1日平均約2回)、動画ストリーミングを行っている。
- オンラインでビデオ閲覧する人は、3月中に平均145分をストリーミング視聴に費やした。
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