スパム対策組織のWebサイトに対し大規模なDDoS攻撃が仕掛けられている模様だ。SANS Internet Storm Centerが報告した。
SANSによると、6月7日の時点でSpamhaus、SURBL、URIBLといった著名なスパム対策組織が攻撃の対象となっている。また、スパムフィルタのSpamAssassin向けルールを提供しているRules Emporiumのサイトもつながらなくなっているが、これもDDoS攻撃によるものなのかどうかは不明だという。
なお、日本時間の9日午前現在、これらサイトの一部は依然としてつながらない状況が続いている。
セキュリティ組織への攻撃としては、昨年、BlueSecurityを標的として、マルウェアのStormを使った攻撃が仕掛けられたが、今回の攻撃はこれと似ているという。
ただ、スパマーが躍起になってこのような攻撃を仕掛けているところを見ると、スパム対策ツールはうまく機能しているとも解釈できる。そうでなければスパマーは自分たちのリソースをこんなことに利用しないだろうとSANSは指摘している。
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