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EFF、ユリ・ゲラー氏による反訴に反論
ユリ・ゲラー氏が著作権を不当に主張しているとして、EFFが起こした訴訟に対し、ゲラー氏側が反訴。EFFは、この反訴を却下するよう、判事に求めている。
スプーン曲げで有名なユリ・ゲラー氏と係争中の電子フロンティア財団(EFF)は6月12日、ゲラー氏による反訴には「多数の間違いがある」と反論、判事に対し、反訴を却下するよう求めた。
EFFとゲラー氏の訴訟合戦は、「不合理な信念」を暴く団体Rational Response Squadのブライアント・サピエント氏らが、ゲラー氏の超能力パフォーマンスを検証するテレビ番組を使ってビデオクリップを作成、YouTubeに投稿したことが発端。ゲラー氏は、このビデオクリップが、ゲラー氏の会社Explorologistの著作権を侵害したとして、米デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づき、YouTubeからの削除を依頼した。
これに対しEFFは、ゲラー氏の主張は不当だとして、サピエント氏を依頼人として訴訟を起こしたが、逆にゲラー氏側は、サピエント氏を相手取る別の訴訟を起こしている。
EFFでは、ゲラー氏による反訴には「多数の矛盾点がある」と指摘。Explorologistが著作権を所有すると主張している部分は8秒間にすぎず、「たとえその主張が正しいとしても」、ビデオクリップ内での使用は批評のための正当使用だ、としている。EFFでは、「著作権法は、創造的なアーティストを保護するためのものであり、批判を好まない過敏な公人のためのものではない」とコメントしている。
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