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So-net、ソニー技術を活用する2社設立
顔アニメ生成技術、Wi-Fiによる位置推定技術──というソニーグループの技術を活用した事業展開を目指す新会社をSo-netが設立する。
ソネットエンタテインメント(So-net)は6月20日、ソニーグループが開発した技術を活用する新会社2社を設立すると発表した。
7月3日に設立予定する新会社「モーションポートレート」は、ソニーが持つ顔アニメ生成技術「MotionPortrait」を活用。1枚の顔写真から高品質な顔のアニメーションを生成でき、眼鏡店や美容業界、写真スタジオなどへの提供や、PCや携帯端末向けアプリケーションを展開する計画。資本金は1億円。
同時に設立予定の「クウジット」は、ソニーコンピュータサイエンス研究所の「PlaceEngine」技術による新事業の展開を目指す。同技術はWi-Fi電波で位置を推定する技術で、GPSが使えない屋内や地下街などでも有効。試験公開中のサービスの運営や、無線LAN搭載機器などへのライセンス事業、広告配信事業などを進める。資本金は2500万円。
2社とも、So-netと傘下の投資事業有限責任組合で100%出資する。
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