セキュリティ企業の米Symantecは7月6日、インターネットで盗んだカード情報を使って慈善団体へ寄付するケースが頻繁に起きているとブログで報告した。
同社によると、盗んだカード情報が実際に利用できるかどうかを確認するために、こうした手口が用いられているのだという。
オンライン詐欺者らは、赤十字などの著名な慈善団体に、盗んだカード情報を使って小額の寄付を行う。寄付がうまくいくかどうかで、カード情報の有効性を確認する。
このような手口が広がっているのは、慈善団体への小額の寄付であれば、クレジットカード会社に怪しまれにくく、カード所有者も見落としがちだからだとSymantecは指摘している。
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