米Hewlett-Packard(HP)は7月11日、化粧品や洋服の色選びに役立つ、カラーマッチング技術を開発したと発表した。同社のイメージング、色彩科学、モバイルネットワーキング技術を活用した新技術で、現在プロトタイプ段階にある。
例えば化粧品売り場でファンデーションの色選びに迷った場合、携帯電話のカメラで自分の顔写真とカラーチャートを合わせて撮影、写真をマルチメディアメッセージ(MMS)でHPアドバイザリーサービスに送信する。
するとHPのシステムが受信した人物の顔写真の色と明度を調整。次に調整済みの顔写真から肌色のピクセルを抽出、大勢の人間の肌色を撮影、分析して構築したデータベースと比較する。顔写真送信後わずかの時間で、自分の肌に合った色のファンデーションを教えてくれるテキストメッセージが受け取れるという仕組み。
HPの新技術は、利用する携帯電話会社を問わず、カメラ付き携帯電話を所有する人であれば誰でも利用できる。同社は現在、小売店およびメーカーなどの提携先を探しているという。
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