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仮想化サービス市場、2011年には117億ドル規模に――米調査
今後、仮想化技術が普及するにつれ、サービスの主流は「導入サポート」から「コンサルティング」に移行する見通しだという。
調査会社の米IDCは7月11日、世界の仮想化サービス市場に関する予測を発表した。2006年に約55億ドルだった市場規模は、2011年には117億ドルに拡大する見通しだという。特に、低価格サーバ(販売価格2万5000ドル未満)関連のサービス市場が急速に拡大するとみている。
IDCでは、仮想化サービス市場の拡大の背景として、データセンター管理者が電力消費や冷却といった課題を抱えながら、同時に処理能力を拡大する必要に迫られていることを挙げる。
サービスの内容としては、現時点では仮想化の導入サポートが大部分を占めるが、今後、仮想化技術の普及に伴い、ITコンサルティングやシステムインテグレーションといったサービスが主流になっていくとIDCでは予測している。
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