米Intelが7月17日発表した第2四半期(4〜6月期)決算は、売上高は87億ドルで前年同期比8%増、純利益は同44%増の13億ドル(1株当たり22セント)だった。純利益には、税金関連の利益(1株当たり3セント)が反映されている一方、リストラ経費も8200万ドル計上されている。
ポール・オッテリーニ社長兼CEOは、「当社の合理化努力により、売上高の伸びを上回る純利益の増加を実現でき、うれしく思う」とコメントしている。
粗利益率は、1〜3月期を下回る46.9%。マイクロプロセッサの平均販売価格(ASP)の下落や、NORフラッシュ製品への需要が「期待を下回った」ことが影響したという。マイクロプロセッサの販売個数は、1〜3月期を上回った。
7〜9月期については、売上高を90億〜96億ドル、粗利益率を52%程度と予測している。
関連記事
- Intel、「100ドルノートPCプロジェクト」に参加
途上国の子供に100ドルPCを配布するOLPCプロジェクトにIntelが参加。技術面と教育コンテンツの提供などで協力する。 - Intel、高性能ノートPC用プロセッサ「Core 2 Extreme X7800」投入
Intelが、2.6GHzのモバイルプロセッサCore 2 Extreme X7800を出荷開始。搭載ノートPCは、2週間以内に登場する見通し。 - Intel、仮想化ソフトのVMwareに出資
株式公開準備を進めているVMwareに、Intelが2億1850万ドルを出資。出資や提携の強化により、Intelアーキテクチャ上でのVMware仮想化製品の採用をさらに進める狙い。 - Intel、売り上げ微減も増益
激しい価格競争の中、平均販売単価は前期に比べ「わずかに減少」したにとどまった。コスト削減などの影響で、粗利益率は上昇している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.