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福島県立医大サイトから「裸宴会」写真が流出 「患者侮辱では」と批判も

福島県立医科大学の関係者と見られる男女の宴会のらんちき騒ぎを撮影した写真が、大学公式サイトのサーバから流出。写っていた内容をめぐり、「医療関係者のモラルが問われる」という批判がネットで起きている。

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流出した写真(編集部でモザイク処理をしました)

 福島県立医科大学(福島市)のWebサイトで、同大学関係者の宴会を撮影した写真が数十枚公開されたまま放置されていたのが見つかり、写真に写っていた余興の内容をめぐって「患者を侮辱しているのでは」などとインターネット上で批判が起きている。

 同大学は流出した写真について「不適切であり、誤解を招く恐れがあった」として既に閲覧できない処置をとった。プライベートな写真が大学サイトのサーバに残ったままになっていた経緯などを調べている。

 写真は関係者の忘年会を撮影したものと見られ、看板には同大学付属病院の診療科が書かれていた。数十枚が同大学のドメイン「fmu.ac.jp」以下にアップロードされていたのが確認されており、画像のURLに直接アクセスすれば誰でも見られる状態になっていた。

 ステージ上で行われた余興と思われる写真の中には、「患者」役の半裸の男性をSMの「女王様」風のコスプレをした女性が踏みつけていたり、白衣を着た医療関係者に扮した男女が「患者」役のおむつの世話をする、などの様子が写っていた。また、一部画像には大便や男性の局部も写っていた。

 まとめサイトなどの情報をまとめると、掲示板サイト「2ちゃんねる」のアニメ関連のスレッドに7月22日、同大学ドメインにアップロードされていた画像のURLが投稿された。ユーザーが画像のファイル名を変えて試しにアクセスしてみたところ、宴会の写真が大量に“発掘”された、という。

 画像を見たユーザーからは「介護を受けている患者を馬鹿にしている」「余興としても行き過ぎであり、医療関係者だとしたらモラルに欠ける行為では」といった批判の書き込みが相次いでいる。

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福島県立医科大学サイトのトップページ

 同大学によると、写真は4〜5年前に撮影されたもので、「隠しページのようにして公開されていた」が、サーバに残ったままだったという。当時のサイトの管理者が既に辞めており、その後の管理者は、こうした画像が残っていたことを知らなかったという。

 内部の指摘で23日午前8時ごろに気付き、午前10時に「画像を削除した」という。現在、画像のURLにアクセスすると「Forbidden」と表示される状態になっている。

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