ニュース
DTIがフリービット完全子会社に 東電が売却
フリービットはDTIの完全子会社化を目指してTOBを行う。親会社の東京電力はTOBに合意しており、全株(発行済み株式の96.19%)を応募する。
フリービットは7月25日、東京電力子会社のドリーム・トレイン・インターネット(DTI)の完全子会社化を目指し、株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。東電はTOBに合意しており、全株(発行済み株式の96.19%)を応募する。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
TOBは7月27日から8月23日まで行い、1株当たりの買い付け価格は11万7000円。東電保有分は約54億円になる。
フリービットはライブドアの接続サービスを買収するなど、ISP事業の取り込みを進めてきた。自社のネット関連技術を、ISPユーザーへのサービスに生かしていくとしている。
東電は今年4月ごろからフリービットにDTI支援を打診していたという。フリービットの石田宏樹社長はDTI設立を支援した経緯もあり、両社の関係は深い。
東電は通信関連事業からの撤退を進めており、今年1月に光通信事業をKDDIに売却。IP電話のフュージョン・コミュニケーションズも楽天に売却すると発表した。
関連記事
- ライブドアの個人向けISP事業、フリービットに譲渡
ライブドアは、「livedoor接続サービス」をフリービットに譲渡する。法人向け接続サービスに注力し、経営資源を集中するためとしている。 - 楽天、フュージョンを買収 「楽天経済圏」を拡大
楽天は、東京電力子会社のIP電話会社、フュージョン・コミュニケーションズを買収する。楽天のサービスとIP電話を組み合わせたメッセンジャーサービスなどを検討。楽天は通信インフラ系に進出し、「楽天経済圏」を拡大する。 - 「NTTに頼らない光回線を」――KDDI、東電の光通信事業を吸収
KDDIが東電の光通信事業を来年1月に吸収する。自前のFTTH網を持てばNTTのダークファイバーに頼らない自由な事業展開が可能になるとし、携帯電話との連携サービスも展開していく計画だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.