ニュース
Wikia、サイト巡回エンジンのGrubを買収、オープンソース化
Wikiaが、分散型の巡回エンジンGrubのソースコードを買収。オープンソースとして公開し、検索エンジンプロジェクト「Search Wikia」に活用する。
Wikiサイトホスティング企業の米Wikiaは7月27日、オンライン広告企業の米LookSmartから、分散型サイト巡回エンジン「Grub」のソースコードを買収したと発表した。買収金額は非公開。Wikiaでは、オープンソースライセンスに基づき、Grubをサイトで公開した。
Wikipediaの創設者ジミー・ウェールズ氏が設立したWikiaでは、現在オープンソースの検索エンジン開発プロジェクト「Search Wikia」を進めている。不特定多数のユーザーによるコンセンサスを形成するWikiの力と、分散型ネットワークを利用するGrubを組み合わせることで、「Search Wikiaプロジェクトは、次の大きな一歩を踏み出した」としている。
関連記事
- Wikipedia創設者のWikia、新しいサイトを立ち上げ
Wikiaの新サイトはエンターテインメント、地域情報、政治に特化した双方向的なオンラインコミュニティーだ。 - Wikipedia創設者、「すべてを変える」検索エンジン開発へ
検索はインターネットの基本的なインフラだが、今は自由、コミュニティー、説明責任、透明性を欠き、「壊れている」とWikipedia創設者のジミー・ウェールズ氏は主張している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.